2011年10月15日

UIA2011東京大会 第24回世界建築会議

一級建築士試験とは少し離れる内容なのですが、非常に面白く貴重な体験でしたので記録しておきます。
2011年9月25日(日)~10月1日(土)まで
UIA2011東京大会 第24回世界建築会議が行われていました。
http://www.uia2011tokyo.com/ja/

開催概要 (公式サイトより)
著名建築家や技術者、研究者、学生など約1万人が、世界中から集まるUIA大会(世界建築会議)は、世界最大級の建築イベントです。
およそ1週間の大会では、講演やセミナー、プレゼンテーション、ワークショップ、展覧会、ツアーなど、大会テーマに基づく多彩なプログラムが開かれ、これからの建築や都市のあり方を探っていきます。
UIA大会は、1948年にスイス・ローザンヌで初めて開催されて以来、ほぼ3年に一度、世界の各都市で開かれています。日本での開催は、24回目となる今回が初めてです。
(以上)


わたしは、会期中4日程度、主会場である東京国際フォーラム及びその周辺の関連イベントに行きました。
主となる日程は9月26日(月)〜28日(水)であり、28日水曜日はお休みを頂き、イベントを堪能しました。
(生きているうちに自分の住んでいる街で、UIAが行われることは今後ないと思う、という武設計さんのブログかツイートを見て、絶対行くべきと思った次第でした。)


9月27日 JIA主催のAID40「2050年の建築家たちへ  − 戦後、地域、サヴァイヴ −」

パネリストの藤原徹平氏、玉置順氏、モデレーターの倉方俊輔氏、発表された4都市のJIAの方々ともに真摯に真剣に真正面から建築に取り組まれている姿を目の当たりにしました。
40年後は建築家はいなくなるのでは、という話も出ました。
その流れで、藤原徹平氏は「この先のことはわからないから、むちゃくちゃ勉強するしかない」というようなことと、巨匠と言われる黒川紀章氏でさえ、480本の論文を書いていたというお話しをされていました。
その他に、藤原氏は「自分が建築家と思うのならば、他の建築家の批判をしてはならない」と言われていました。
個人的な感想としては、年齢の近い建築家の話し合いを聞き、「今までお前は何をしてきたんだ」「魅力的な人間でないとすばらしい建築は作れないのだ」と言われているようで、いたたまれなくなりました。
常に真正面から堂々とした気持ちで建築と向き合えるように、日々五感を働かせ、考え、行動していかなければ、と思った次第です。

「2050 EARTH CATALIGUE展」は公開トークセッションは3つほど参加しました。
特に印象的だったことを抽出すると、
西沢平良氏の言葉、「木造にしか未来はないと思っている」「治療する建築」

その他では、
「建築のセレンディピティ:遊び感覚で建築の原理を学ぶ」
構造設計の権威である川口衞氏のお話しが非常に面白かったです。
加須市のジャンボこいのぼりのお話しをされたのですが、語り口は軽妙で親しみやすく、難しい言葉は一切使っていませんでした。
おそらく、予備知識なく途中からこの講演を聞いた人は川口氏がちょっと有名な先生くらいにしか思わないと思います。構造設計の世界的権威オーラを自ら消して、講演を聞いている側に降りてきているという印象でした。

細切れですが、UIA2011東京大会に参加した記録とします。
posted by yh at 14:40| Comment(0) | 建築士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月12日

「建築士」が求められていると実感したこと

東京建築士会青年委員宛てのメールとウラ指導のブログ【被災建物の被害額積算業務】の募集を知りました。日本科学鑑定株式会社さんによる募集です。

まっさきに思ったことは、「建築士でなければできない業務なのだろうか」ということです。
しかし、募集の記事を読むにつれて、建物被害額を積算するという非常に責任のある業務であり、
対外的にも、その責任と能力を伴えて信頼できると判断するラインとして「建築士」としているのだと、解釈しました。


建築士でなくても仕事ができて非常に優秀な方もたくさん見てきました。
資格を取るとか取らないとか、こだわらなくても十分に仕事が出来ていたので(今現在そのような状況であるので)
建築士にならなかったのかもしれません。

今までは、仕事が十分に出来ていて特に自分には必要がないと思う方は「建築士」になんてならなくてもいいのでは、と思っていたのですが、
震災後は、さまざまな場面で「建築士」が必要とされる時が増えてくる傾向にあると感じています。

今年もそろそろ一級建築士の受験申込が始まります。(インターネットは4月18日(月)〜4月28日(木)まで)
受験される方は、さまざまな場面で活躍できる資格を取れることと信じてがんばってください!

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posted by yh at 12:09| Comment(0) | 建築士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月07日

建築士としてできること

このブログは「一級建築士受験する方の少しでもお役に立てたら幸い」ということで始めたのですが、
今後は少し「建築士」についてもアップしていきたいと思います。


震災から3週間あまり経ちました。

わたしは3月17日に茨城県桜川市応急危険度判定を行いましたが、
建築士としての職能を生かしての活動はこれだけでした。

震災と建築は密接なものであるのに、ましてわたしの主な仕事である耐震診断は地震が起こった時を想定して行っていることなのに
マスメディアから伝わる被災地の現状に役立てることは何もできていない…という無力感がありました。

しかし、耐震診断に関しては、その建物の安全性、危険性が判断でき、それによって補強をしたり、持ち主の防災の意識を上げて頂くことができます。
また、仕事の質を上げ、棟数をこなしていくことによって、安全な街、安全な都市を作ることにつながっていくことと思います。

建築に関わるすべての仕事は、その建築に関わるすべての人の生活を少しでも快適にすることだと思います。

目の前の仕事をして、小さくても経済を回す歯車を動かし続けて、小さい歯車のずっと先にある歯車も動くと信じてがんばります。
(決意表明のようになってしまいました)

今年、一級建築士試験を受験される方は大変な時に受験することになりますが、今年の合格は
例年に比べて、周囲に合格の喜びや価値を分かちあえると思います。
停電や交通の不便さを乗り切る工夫をすることも、建築士としての能力のプラスαになると思います。

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posted by yh at 13:22| Comment(0) | 建築士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする