2011年9月25日(日)~10月1日(土)まで
UIA2011東京大会 第24回世界建築会議が行われていました。
http://www.uia2011tokyo.com/ja/
開催概要 (公式サイトより)
著名建築家や技術者、研究者、学生など約1万人が、世界中から集まるUIA大会(世界建築会議)は、世界最大級の建築イベントです。
およそ1週間の大会では、講演やセミナー、プレゼンテーション、ワークショップ、展覧会、ツアーなど、大会テーマに基づく多彩なプログラムが開かれ、これからの建築や都市のあり方を探っていきます。
UIA大会は、1948年にスイス・ローザンヌで初めて開催されて以来、ほぼ3年に一度、世界の各都市で開かれています。日本での開催は、24回目となる今回が初めてです。
(以上)
わたしは、会期中4日程度、主会場である東京国際フォーラム及びその周辺の関連イベントに行きました。
主となる日程は9月26日(月)〜28日(水)であり、28日水曜日はお休みを頂き、イベントを堪能しました。
(生きているうちに自分の住んでいる街で、UIAが行われることは今後ないと思う、という武設計さんのブログかツイートを見て、絶対行くべきと思った次第でした。)
9月27日 JIA主催のAID40「2050年の建築家たちへ − 戦後、地域、サヴァイヴ −」
パネリストの藤原徹平氏、玉置順氏、モデレーターの倉方俊輔氏、発表された4都市のJIAの方々ともに真摯に真剣に真正面から建築に取り組まれている姿を目の当たりにしました。
40年後は建築家はいなくなるのでは、という話も出ました。
その流れで、藤原徹平氏は「この先のことはわからないから、むちゃくちゃ勉強するしかない」というようなことと、巨匠と言われる黒川紀章氏でさえ、480本の論文を書いていたというお話しをされていました。
その他に、藤原氏は「自分が建築家と思うのならば、他の建築家の批判をしてはならない」と言われていました。
個人的な感想としては、年齢の近い建築家の話し合いを聞き、「今までお前は何をしてきたんだ」「魅力的な人間でないとすばらしい建築は作れないのだ」と言われているようで、いたたまれなくなりました。
常に真正面から堂々とした気持ちで建築と向き合えるように、日々五感を働かせ、考え、行動していかなければ、と思った次第です。
「2050 EARTH CATALIGUE展」は公開トークセッションは3つほど参加しました。
特に印象的だったことを抽出すると、
西沢平良氏の言葉、「木造にしか未来はないと思っている」「治療する建築」
その他では、
「建築のセレンディピティ:遊び感覚で建築の原理を学ぶ」
構造設計の権威である川口衞氏のお話しが非常に面白かったです。
加須市のジャンボこいのぼりのお話しをされたのですが、語り口は軽妙で親しみやすく、難しい言葉は一切使っていませんでした。
おそらく、予備知識なく途中からこの講演を聞いた人は川口氏がちょっと有名な先生くらいにしか思わないと思います。構造設計の世界的権威オーラを自ら消して、講演を聞いている側に降りてきているという印象でした。
細切れですが、UIA2011東京大会に参加した記録とします。