今後は少し「建築士」についてもアップしていきたいと思います。
震災から3週間あまり経ちました。
わたしは3月17日に茨城県桜川市で応急危険度判定を行いましたが、
建築士としての職能を生かしての活動はこれだけでした。
震災と建築は密接なものであるのに、ましてわたしの主な仕事である耐震診断は地震が起こった時を想定して行っていることなのに
マスメディアから伝わる被災地の現状に役立てることは何もできていない…という無力感がありました。
しかし、耐震診断に関しては、その建物の安全性、危険性が判断でき、それによって補強をしたり、持ち主の防災の意識を上げて頂くことができます。
また、仕事の質を上げ、棟数をこなしていくことによって、安全な街、安全な都市を作ることにつながっていくことと思います。
建築に関わるすべての仕事は、その建築に関わるすべての人の生活を少しでも快適にすることだと思います。
目の前の仕事をして、小さくても経済を回す歯車を動かし続けて、小さい歯車のずっと先にある歯車も動くと信じてがんばります。
(決意表明のようになってしまいました)
今年、一級建築士試験を受験される方は大変な時に受験することになりますが、今年の合格は
例年に比べて、周囲に合格の喜びや価値を分かちあえると思います。
停電や交通の不便さを乗り切る工夫をすることも、建築士としての能力のプラスαになると思います。

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